Azure Pipelines で.NET Core 3.0 Preview をビルドする
前回.NET Framework のWPF プロジェクトを.NET Core 3.0 Preview へ移行したのですが、そのときAzure Pipelines ではビルドできないと思っていました。
しかし、@kkamegawa さんからのアドバイスを頂き、自動ビルドができることがわかりました。
今回はその手順をまとめます。
実行手順
まずはgrobal.json
ファイルを作成します。
このファイルは実行環境に複数の.NET Core SDK が存在する場合にgrobal.json
に定義したバージョンのSDKを使用する事ができます。
grobal.json
を作るにはプロジェクト フォルダ上でコマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行します。
dotnet new globaljson --sdk-version <.NET Core のバージョン>
例えば.NET Core Preview4 の場合は以下のようになります。
dotnet new globaljson --sdk-version 3.0.100-preview4-011223
次にAzure Pipelines に.NET Core SDK Installer タスクを追加します。 タスクの設定はこんな感じ。
YAML だとこんな感じ。
steps: - task: DotNetCoreInstaller@0 displayName: 'Use .NET Core runtime 3.0.0-preview4-27615-11' inputs: version: '3.0.100-preview4-011223'
この.NET Core のバージョンは以下のページを参照してください。
注意すべき点としてSDK とRuntime でバージョン番号の表記が若干異なります。
タスクのPackage to install
の種別を確認しておきましょう。
なお、.NET Core 3.0 なのでVS 2019 にしないとビルドできませんのでご注意を。
あとはビルドをキューに登録して実行すればOKです。