やる気駆動型エンジニアの備忘録

WPF(XAML+C#)の話題を中心に.NET/Android/CI やたまに趣味に関するブログです

(Android)Lint 解析対象から特定のファイルを除外する方法

Android の開発中にデバッグ用のActivity やもう古くなって使用しないファイルをLint の解析対象外にしたいことがあります。 検索方法が間違っていたのか、調べても簡単には出てこなかったのでメモ。

開発環境

  • 開発環境 : Android Studio 3.0
  • Compile Sdk Version : API26 Android8.0 (O)
  • Min Sdk Version : API23 Android6.0 (Mashmallow)
  • Gradle : 2.3.3

Lint 解析の除外方法

特定のファイルをLint 解析から除外するには"lint.xml" ファイルに除外するファイルを記載する必要があります。
lint.xml を参照するには、/app/build.gradle に以下の内容を記述します。

android {
    lintOptions {
        // 任意のファイル名でOK
        lintConfig file('lint.xml')
    }
}

次に/app フォルダに"lint.xml" ファイルを追加します。 lint.xml の記載例は以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<lint>
    <!--  id="all" とすることで全ての警告カテゴリが対象となる。  -->
    <issue id="all">
        <!--  以下のファイルは全てのLint 警告を無視するものとする。  -->
        <ignore path="**/activity_debug_*.xml" />
        <ignore path="**/Debug*.java" />
    </issue>
</lint>

ポイントは以下の2つ

  1. issue タグの id 属性に"all"を設定する。
    今回はデバッグ用のファイルは全てのLint 警告を無視するようにしたかったのでこの様にしています。
    ここは各プロダクトによって適宜変更する必要があるかもしれません。

  2. ignore タグの path 属性に除外対象のフィアルパスを設定する。
    除外対象のファイルは、"**/" で全フォルダが対象となります。
    上記の設定では、activity_debug~.xml のようなデバッグActivity レイアウトファイルを解析対象外としています。
    また、デバッグ用のActivity クラスも同様に解析対象外としています。

何でもかんでもLint 検証対象外にしてしまうのは良くないので、開発が本格的に動き出す前に予めこのあたりのルールは決めておきたいところですね。