やる気駆動型エンジニアの備忘録

WPF(XAML+C#)の話題を中心に.NET/Android/CI やたまに趣味に関するブログです

MediaPlayer でファイル再生時のノイズ発生回避方法について

前回同様、WPF のMediaPlayer のお話です。
iyemon018.hatenablog.com

今回は楽曲ファイルの読み込み時ではなく、再生時に発生するノイズについてです。
このノイズも必ず発生するものではなく、特定の条件の楽曲ファイルと環境が揃わなければ発生しません。
かなり局所的な問題だと思われますが、とりあえずノイズの発生した環境は以下の通りです。

動作環境

  • OS : Windows 8.1 with Being (x86)*1
  • CPU : Intel Atom CPU Z3735F 1.33GHz
  • メモリ : 2GB
  • 楽曲ファイル : 再生時間300ミリ秒程度。1音目に振幅の大きい(例えばクリック音のような)楽曲に発生しやすい。

開発環境

現象

WPF のMediaPlayer の再生時に”1音目に振幅の大きい楽曲”を再生した場合にノイズが入る。
同じ楽曲を他のメディアプレイヤーで再生してもこの現象は発生しない。
また、動作環境によっては発生しない。
タブレットなどの低スペックPC上で発生するケースが多い。

原因

今のところわかっていません。
MediaPlayer は内部でWindows Media Player を使用しているのでWMPが怪しい気もするのですが、根本的な原因については今もわかっていません。

対策

楽曲ファイルの調整が可能であれば、楽曲ファイルの先頭に無音時間を10ミリ秒程度追加すると解消されます。
この方法であればコードの修正が必要ないため簡単に対応できるのですが、楽曲ファイルを編集できない場合は使えません。
他には、

  • 楽曲再生までに徐々に音量を上げる
  • 楽曲再生前にインターバルを持たせる

なども考えましたが、いずれも確実に修正できるという確証がなかったため試していません。

*1:Windows 10でも発生しますがハードウェアのスペックがわかりませんでした。

MediaPlayer でファイルオープン時のノイズ発生回避方法について

WPF でWAVE ファイルなどのメディアファイルを再生するとき、System.Windows.Media.MediaPlayer を使用していたのですが、複数ファイルを纏めてオープンしたときに何故か楽曲が少しだけ再生される現象が発生しました。
ここではその回避方法についてまとめています。

動作環境

実現したいこと

単純に複数の楽曲ファイルを予めロードすることで再生時のオーバーヘッドを軽減したい。
SoundPlayer クラス (System.Media) も試したのですが、「楽曲再生中に停止できない」「音量の調節機能が無い」ため、手っ取り早くMediaPlayer で実現することとなりました。

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フォルダ内にあるMedia の再生時間を取得する(C#/WindowsAPICodePack)

特定のフォルダ内にあるメディア(MP3とかAVIとか)ファイルの再生時間を取得する方法のメモ

動作環境

WindowsAPICodePack は、以下の方法でインストールします。 www.nuget.org

以下、サンプルです。

var files = Directory.GetFiles(@"C:\work\");
foreach (var file in files)
{
    using (var shell = ShellObject.FromParsingName(file))
    {
        var property = shell.Properties.System.Media.Duration;
        if (property?.ValueAsObject != null)
        {
            var time = (ulong)property.ValueAsObject;
            Console.WriteLine($"{Path.GetFileName(file)} 再生時間[{TimeSpan.FromTicks((long)time)}]");
        }
        else
        {
            Console.WriteLine($"{Path.GetFileName(file)} 該当プロパティなし。");
        }
    }
}

ShellObject.FromParsingName でファイルの情報を取得し、Properties.System.Media.Duration で該当プロパティの値を取得します。 注意しなければならないのは、ファイルに再生時間(Duration)プロパティが無い場合は、Properties.System.Media.Duration がnull になります。 また、ファイルが破損していたりして再生時間が記録されていない場合は、Properties.System.Media.Duration.ValueAsObject がnull になります。

JR回数券と定期券の併用方法について

たまに使用する電車の乗車回数券ですが、定期券との併用方法をよく忘れるのでメモ

この記事で紹介する内容はJR西日本大阪環状線JR神戸線)でのみ使用可能であることを確認しています。
全ての線区・区間が同じ仕組みかどうかはわかりませんのでご注意ください。
※この記事は2017年7月時点のものです。

回数券はJRの券売機で購入することができる乗車券です。
詳細については以下のページを確認してください。

faq.jr-odekake.net

通常、定期券は以下の様に複数の駅間で使用していると思います。
f:id:iyemon018:20170720165411p:plain


ここで例えばB駅で乗り換えてD駅まで定期的に移動することになった場合、回数券を使用すると少し交通費を節約することができます。
f:id:iyemon018:20170720165646p:plain

イメージとしてはこんなところでしょうか。
この②の区間の回数券を購入し、通常使用している①区間の定期券と合わせて使用することが可能です。
ただし、行き(上記A駅からD駅へのルート)と帰り(上記D駅からA駅へのルート)で手順が異なるので注意してください。

■行き

1.A駅で定期券を使って乗車する。
2.D駅まで乗車する。
3.D駅の精算機でカード挿入口に"定期券"→"回数券"の順番に挿入する。
  この時、定期券にチャージ済みであってもこの方法を使用することはできます。
  ただし、支払い不要のメッセージが表示されるので素早く回数券を投入してください。
4.出場証が発行されるので通常の切符と同じように使用する。

■帰り

1.D駅で回数券を使用して乗車する。
2.A駅まで乗車する。
3.A駅の精算機でカード挿入口に"回数券"→"定期券"の順番に挿入する。
4.出場性が発行されるので通常の切符と同じように使用する。

乗車するときと生産する際の手順が異なります。
特に乗車する際は手順を間違えると回数券で支払いすることができなくなるので注意してください。

Jenkins でxUnit + OpenCover を使ったカバレッジ集計・レポート表示方法について

少し前にJenkins でxUnit を使ったユニットテストの実行方法を試しました。
iyemon018.hatenablog.com

今回は、Jenkins でxUnit でユニットテストを実行し、OpenCover を使ってカバレッジを集計・プロジェクトページに表示する方法についてメモします。

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